2011.05.10-13

10日

午前中はKeldyshゼミ。切れ者の先輩がいなかったのは痛かったが、ごちゃごちゃと色々話す。主にトンネリングの問題で粒子浴が十分大きいことが仮定として大事、とか補助場が遠隔作用を近接作用に焼き直すとかそんなの。

午後は研究室セミナー。発表はこちらの研究室のDの先輩。流石に話の構成が分かりやすくて上手い、と思った。しかし先生の突っ込みも強化されていて恐怖。

11日

午前中は永長本ゼミ。担当は同期で前回のKT転移の続き。この本は総花的で面白いのはそうなのだが、あまりに各トピックあたりの紙幅が少ないので説明を端折りまくってずるに見えるところが多いのが難点。まあ鈍い自分では気づかなかったような傷とかがゼミで議論に上がるので勉強にはなる。

午後はnoneq field theoryの予習だが計算がお似すぎてまるで進まず死ねる。

途中でひょんなことからDの先輩と理論演習のネタについて同期と3人で議論してもらう感じに。前回の時点からほとんどこちらの進展がなくてなんだったが、色々為になる助言をもらう。代償は5限の非平衡科学だったがどうでもよし。

夜は研究室合同の飲み会へ。面白かったが調子にのって飲み食いしたのが祟り、具合を悪くして帰宅。新入生のようで恥ずかしい。

12日

具合が改善されない感じのまま午前中はミスド行ってnoneq field theoryの予習だが依然まるで分からず。ちょっと信じ難いレベル。

3限とかもほとんど切ってレポだけ出して続きやる感じ。

午後は光フォーラムの初回に出る。まあ初回なので概観的な話。ただMott絶縁破壊をどういうモチベーションでやってるのかの裏を垣間見れたのは良かった。後はまあ集まってきた先生がさすがに豪華で恐ろしかった。

夜も昼の続きだがまるで出来ず。絶望。

13日

朝から昨日の続き。

午後はまずnoneq field theoryゼミ。担当は自分だったが、ちょっと考えられないレベルの低さ。参加させてもらってる人たちは各学年で1番出来る人とかそのレベルの人ばかりにもかかわらず、その人達の時間とエネルギーを無駄にしてしまって本当に情けなかった。しかし今後はもっと激しくなる様子(というか普通の場の量子論をちゃんとやりきってないのが痛すぎる)なのでもう発表の機会はないかも。これが最初で最後とか悪夢どころの騒ぎではないが。

その後は量子光学のレポ回収した後夕方からのSchriefferゼミへ。
こちらも2時間ばかりやっても、まるで計算とか追って来ず、先生を黒板の前に立たせて計算やらせた挙句3頁そこらしか進まない、とか言う凄まじい内容であったが、午後の自分の無様さを思えば何も言えなかった。
まあさすがに腹に据えかねた同期とかが突っ込んでたので改善の可能性を期待したい。

帰宅後今更NHK杯の佐藤天―豊島戦を見る。正に火花散る、といった感じで非常に見ていて面白かった。一回戦には惜しいカード。