2011.05.14-15

14日

午前中はミスド行ってGoldenfeld読む。中身はanomalous dimensionについてと、スケーリング則について。スケールとして相関長しか考えないときに次元解析が平均場レベルの臨界指数しか与えない(これはいつもそうなのか?)から実はミクロなスケール因子も考える必要がある、とかだが怖すぎる。臨界現象の恐ろしさを垣間見た気分。後はスケーリング則だが、自由エネルギーとかについて示強変数についての同次性みたいのが成り立ってるという仮説をおいたのに、根拠となる物理的な意味はあるのか?あたりが謎。

思いの外時間を取られたが、その後は大学行って教科書のコピー取りにかかるなど。
本当はその後フェルメール展行きたかったが、かなり疲れていたので諦め。

夜は幸運なことに、将棋倶楽部24につい最近参戦したponanzaが最高R更新するところを目撃。しかし序盤が妙なのと、角の評価が低そうなのを除けば自然な指し回しに見えたし、何より恐ろしいのが終盤でも自玉を必要以上にまるで怖がらない点(コンピュータだから当たり前だが)。これで5秒指しとかされたら人間が相当勝てないのも道理。
しかし修士のうちにこのレベルのものを作られたというのはやはり凄すぎる。今後の進化も楽しみ。

15日

朝から素粒子論のレポ書く。時間が余り無いので証明系の問題は全部スルーして簡単な積分ばかりやる。後何か1次近似の香りがする表式を、それを流用するとうまくいかないところでほしい結果出すために、勝手に2次近似ライクなものに拡張してしまったが、妥当性がまるで不明。
しかしこの授業先生はノート、授業の補足を完全にWeb上に上げてくれる上に、どうやら直々にレポート読んで一つ一つに付箋貼ってコメントまで書いて返してくれているという神っぷりなのだが、それを知りつつ平気でこのようなレポートを出すというのは駄目人間としか言いようがない。

午後は家庭教師。平方根を教えるが、循環小数を分数で表すときにしたアキレスと亀の話の他は興味を持っていなかった感じ。来週からは午前中。

ネット最強戦は菅井四段が羽生名人に勝ち。ここ最近羽生名人に勝った若手棋士は例外なくその後ブレイクしているので、今後の活躍に期待。