予告された殺人の記録
大変良かった。個々人ではどうということなく普通にふるまっている人たちが、集合体として殺人劇を生んでいるという異様さ、そしてその妙に現実離れした奇妙な感じ(どこからが「儀式」だったのかも含めて、まさに狐につままれたよう)が淡々としておりながら濃密な文章(格好良い)で記述される様は圧巻。
- 作者: G.ガルシア=マルケス,Gabriel Garc´ia M´arquez,野谷文昭
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1997/11/28
- メディア: 文庫
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