2012.10.09

Nobel物理学賞はまさかの量子光学でHarocheとWinelandが受賞。今年に入って始めた自分がやってる話に大分近い分野(cavity QED関係。といってもセットアップに近いものがあるという程度だが)が受賞ということに相成って、全くの偶然とはいえかなり驚き。
しかし受賞式を見ている間は誰か全く分からず、研究室で唯一こちら寄りの話をやってるにも関わらず、「この人知ってる?」とか聞かれても分からないというモグリ丸出しの塩梅であった(しかも後で思い出したがHarocheのレビューを修論で引いていた)。
Harocheは超伝導マイクロ共振器を使ったりしてかなり職人的な仕事をこれまでしてきている方のようで、こうした量子力学の基礎や量子制御の話と物性がもっと絡むようになれば一層面白いと思う(修論のモチベーションの一部もそこら辺にあるので)。
Winelandはイオントラップの実験をやってる方らしい、ということでこちらに関しては残念ながら全く分からず。以前local quench後のダイナミクスに関して調べてた時にイオントラップ使った実験を提案する論文を見た程度。
今日は一日鼻風邪気味ではかどらず。昼食に中華屋の担々麺をドープしてみたりするも、一瞬調子良くなっただけに終わる。修論は学会での話までが一旦書き上がったのでまた研究のフェイズに入るつもり。