茶の本
茶道の流儀、更に禅などにも通じる東洋の「心」を西洋に伝えようとした本。特に茶室と芸術鑑賞の章が興味深かった。しかし西洋文化をときに批判しながら東洋文化の細やかさを訴える、という書き方で真に西洋からの東洋蔑視への反対になるのかどうか、同じ土俵に上がってしまっているのではないか、という疑問は残った。
- 作者: 岡倉覚三,村岡博
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1961/06/05
- メディア: 文庫
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茶道の流儀、更に禅などにも通じる東洋の「心」を西洋に伝えようとした本。特に茶室と芸術鑑賞の章が興味深かった。しかし西洋文化をときに批判しながら東洋文化の細やかさを訴える、という書き方で真に西洋からの東洋蔑視への反対になるのかどうか、同じ土俵に上がってしまっているのではないか、という疑問は残った。