2019.04.01

前回の日記も10日で途絶えたが、年度も変わって劣悪な環境から束の間の解放を得た気がするので心機一転、ということでまたぼちぼちとつけ始めたい。

といっても今日に限って言えば特段書くことがあるわけではない(昨日はzabadakの33周年ライブに出かけたりとかしていたのだが。)。

元号が発表された、とか一般的に大きなイベントはあったが。プロセスとか基準についてよくわかっていないのであれだが、名前をつける、ということは与える名称が他の何ものでもなくこれでなくてはならない、という必然性に乏しい割にはずっと残り続けて影響大なものであるということで、何だか嬉しさのなさそうなのに大変だな、(これこそが責任というものか)などとぼんやりと思っていた。

夕方は大学へ。ドイツからの先生へのお客さん(自分が最近読んでいる本の著者)に偶然遭遇して、(先生との)お話を横で伺うなど。自分の計算についての議論は、やや予想外の展開に。ちゃんと確認して詰める必要。

夜はハイコンテクストアニメなどを鑑賞していた。8bit パートの大盤振る舞いが印象的。

2019.02.10

めずらしく午前中から活動を開始。総合図書館へ行く。

総合図書館の時計が9時5分と14時55分ぐらいで止まっているという事実に対して、昔は「誰も気にしないから、止まったままにしているのだろう」などと巫山戯たことを考えていたのだが、実際にはれっきとした理由がある、ということを知った。

cassini2017.com

つくづく「全てのものには理由がある」ということを思い知らされる。

計算の続きをやったり、「大学の未来地図」を読んだり。

その後はあまりにも寒いので帰宅。なんだか熱っぽいので布団に入って「Metal Gear Solid 2」を鑑賞していた。前作もたまげたが、今作にも腰を抜かした。中身としては間違いなく全人類におすすめできる。

序盤(タンカー編、プラント編ともに)は出てくるキャラ(特に敵)が尽くダサいので、かなり見くびっていたが、徐々に強まる前作との相似性の構築的な香り、それが(豪腕をもって)一つの方向へ集約される最終盤の怒涛の展開(専ら演説だが)には唸らざるをえない。技術的にもPS2での「進化」を見せながら、題材としても前作よりも更に(叙情的でなく)鋭角的な切り出し方にしたことで、普遍的といえる内容が目に見える形になっており、21世紀の始まりに相応しい最高峰のゲームと感じられる(当時プレイしていないのに何だが)。音楽もやや前作とはジャンル(というべきか?その辺りの常識がないが)を変えつつ、こちらも実に格好良い。本作ボス戦、少なくとも見ている限りだと前作ほどのインパクトや緊張感はないわけだが、BGM(Yell Dead Cell)はそれを補って余りあると感じる。

小学生から中学生ごろにこれらをリアルで体験する可能性、というのが一応あり得たわけだが、PSの前作とこれを当時やってたら、おそらく物理はやらずに(もっとも中学の頃は何も考えていなかったが)情報あるいは生物チックな問題意識が強い方へ進路の舵を切っていた気がする。それぐらい力強い。

2019.02.09

遅く起きると外は雪。重い腰を上げてセミナー後の計算の確認。対数項は出た。

茶店でダラダラ計算していたのだが、横に座った人がおもむろに読み始めた文献が目に止まり、「Sachdev-Ye-Kitaev model」と「Random Matrix」という単語(のみ)が目に入って驚く。この領域についての知識はほぼ皆無なのだが、それでも適当に入った店で横に座る人が物性(素粒子?)の研究者、というのはなかなかすごい偶然では。

遂に再びスリープバスターが届く。ありがたや。

TOHOシネマ日本橋がずっと動いていないがなぜなのだろうか。心配。

「七夕の国」を読み終え。

2019.02.06

朝から諸事で無駄に時間を食ってばかりの上、締切が先で放置していた話の打診が来るなど苦しさがある。

もっとも調整の結果、トータルで8時間ぐらい浮いたのは猛烈にでかい。3連休実現に向けてやる気が出るところ。鬼のように寒いらしいので実現しても気分よく外出とは行かなさげだが。

疲れたので「ねほりんぱほりん」(奨励会退会がテーマ)を見に家に帰る。家にはTVがないので、瀬川・甲斐のトークを漠然と聞きながら食事するなど。しかしこの企画をやるEテレは強い。

夜は精神が死んでいるので、気分に任せてできる内容という前提付きでプログラミングを勉強すべきではないか、という思いつき。

というわけで遅ればせながらGaussian Processに親しむため、GPyのTutorialを試す。例によってAPIを叩くだけなら猿でもできる、という塩梅に見え、製造業系の(非情報系の)人がGaussian Processで〜みたいなことを言うようになっているのも納得。(使われている割にはモデル選択とか、使っている中で大事になりそうな部分の話を応用側ではあまり見ないのだがその辺りは謎)

で、何をやっているのか、という説明に関しては、ふと目に止まった下記のブログの説明が大変素晴らしかった。結局重回帰の親分みたいなものだ、ということが明快にわかった。

個人的には基底の話からの導入がとてもわかりやすかった。(これは物理とか化学の人には特にそうなのでは?)

これまで目についたのは高次元にマップすると〜とか漠然としておりかつあまり本質をついている気がしない説明か、数学科的な解析をやったことのない人にはレベルが高そうに見える気合の入った説明の二極な印象があったので、後回しになっていた(言い訳)。

yul.hatenablog.com

 

就寝前に、「書くことについて」をちびちびと読む。誤読かもだが、キングはキャラが云々よりも、ストーリー(なにか物語を経て環境が最初と最後で「変わる」)ことを大事にしているように見えて興味深い。ホラーという分野の影響も大きいだろうか?(「荒木飛呂彦の漫画術」にあったように、少年漫画だとその性質上、同じようにはいかない。たとえキングの影響少なからずと想像される「真紅のロマンホラー」でも。)