2010.11.30-12.01

30日

午前中はFetterゼミ。中身は3章から4章にかけてで、具体的にはGoldstone diagramについてと、Hatree-Fock近似について。まあ気になるところとか喋ることとかは色々あったように思うけれど、計算を通り一遍追って(一部は追ってすらいなかったが)終了。ゼミ中に例によってごちゃごちゃしゃべっている内にGoldstone diagramについての謎(教科書の書き方だと一般の期待値をどう書くか、が怪しい気がした)が解けた気がした(よくも悪くも自分は色々喋ってるうちに間違いとか物事の真の意味にしばしば気づくので)が、その後考えるにそれは勘違いで、すると完全にこの記法が意味がなくなる気がしてきた。つまり教科書は特別な場合(時間に寄らない摂動論に対応させられる場合)をやっただけに過ぎないのか。
まあ2週連続でこれだけぼろくそに言って無駄にハードルを上げた所で次回発表。我ながらどんな事態になるのか見物(ここまで言って前でフリーズしたり、論点や質問も整理できずだったらお笑い種)であるが、来週はスピントロニクスのセミナーでお休みなので続きは再来週。

午後 特別実験

ひたすらバグ取りを試みるだけ。もはや物理でも何でもないが、今まで練習を怠ってきたせいなので仕方がない。


1日

1限の場の量子論には普通に遅刻して出ず。

2限の時間は主に理論演習の相方と中身について議論。来週木曜にちゃんと話すことになって今日は軽めに、だったがそれでもこちらは得るものが多かったし、短い時間ながら有意義だった。やはり彼は困難の分割の仕方、というか問題の道筋の設定の仕方が特に上手い気がするので、見習う必要がある。

午後 特別実験

昨日の続き。院生の人が心配になってか日増しにこちらの様子を気にしてわざわざ質問あるか、聞きに来てくれるようになって、情けないやらなんやら。牛歩の歩みでとりあえず歪トラップのプログラムを書き切って、バグ取りやらなんやら。明日(正確には来週の報告までに)画像が出力出来るところまで出来れば良いが。

竜王戦は窮屈な後手陣とのびのびした自然な陣形の先手とでは、どちらを持ちたいかは明らかな気もするのだがどうなのだろうか。壁を相手にされても、遠巻きに左からカウンター気味に攻められても自信はなさそう。