大浮世絵展

昨日行ってきた。例によって最終盤の土曜なので混雑がひどく、落ち着いて見る感じではなかったが、展示数も多く、何よりまとまって浮世絵を見る機会がこれまでなかったので行って非常に良かった。自分の好みが(今回の展示の前半の時期なら)流麗な線と豪華すぎない色の組み合わせにあることが分かった。後は北斎と広重の衝撃(今更過ぎるが)。
気に入ったのは鳥居清信「蚊帳の内外」(流麗な線が大変よい)、西川祐信「高砂図」、月岡雪鼎「大小の舞図」、葛飾北斎「百合」、(超衝撃。言葉では分かっていたつもりの印象派への強い影響というのが腑に落ちた)、「紫陽花に燕」(これは実物では見れなかったのだが、絵葉書のに魅入られてしまった)、「富嶽三十六景 常州牛堀」(構図といい色といいクール過ぎる)、「富嶽三十六景 本所立川」、歌川広重東海道五十三次之内 箱根湖水図」(色が格好良すぎ。)、「名所江戸百景 亀戸梅屋舗」、歌川国芳「相馬の古内裏」(厄い)、月岡芳年「田舎源氏」、川瀬巴水「東京二十景 芝増上寺」

見返り美人や写楽など、期間の関係で見れない絵が多数あったのが心残りだが行って大変良かった。

ソフトウェアの世界でキャリアを築く

ソフトウェア界に限らない結構一般的な内容、ということで読んだ。地の文はきわめて現実的(アメリカのこういう業界といえど会社なのだなあ、という感じ。)で、各章の終わりに出てくる巨人へのインタビューがcheerfulな内容でバランスを取っているという感じ。なかなか示唆的で面白かった。学生の時に読めばより良かったかも。

ソフトウェアの世界でキャリアを築く Making it Big in Software

ソフトウェアの世界でキャリアを築く Making it Big in Software

レッドドラゴン

一時期チェックし忘れで置いて行かれたが漸く追いついた。なんかもうしたい放題(褒め言葉)。それとラストバトル前のお約束。しかしどの人も発言が(中、メタ合わせ)切れっ切れで、頭が良い人のプレイを見るのは本当に面白い。

アメリカン・ハッスル

藤原先生の評を見て面白そうだったので昨日見てきた。
嘘が嘘を呼び、雪だるま式に膨れ上がり冗談としか思えないレベルになって現実を侵食していく様(出てくる人たちが、本人たちは明確な目的を持って一世一代の詐欺をやり遂げようとしているはずなのに、いつのまにか嘘それ自体に浮かされ、喋らされているような所)が実に良い。後は(あちこちで言われてることだけど)ジェニファー・ローレンスが素晴らしい(頭悪いけどしたたか、というロザリンの演技は、見ている側も思わずアーヴィン側に立って苛つかせられるほど見事)。