全戦型対応版 永瀬流負けない将棋 

さらっと読んだだけだが、出題される手自体は前よりも癖がなくなった感じ?

 

全戦型対応版 永瀬流負けない将棋 (マイナビ将棋BOOKS)

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答えのない世界を生きる

最初の方の章は個人的には何とも、と言う所であったが、後半の自伝の所がむしろ興味を引くものであった。このオフロードぶりと何とかやっていく様を見ると、確かにやる気が出る。高校生ぐらいで読むともう少し根性の形成に影響していた気がするので早く読みたかったが。

(なおネットでは科学的な記述がいい加減、という感想が見られるが、一読した際にはネットで言われているような全くの間違いをあからさまに記載するといった間違い方はしていないように見られた。ただし、筆者の「天才」アインシュタインを称揚する(ある意味安直な)スタンスなどには必ずしも同意する訳ではないが。ただ、これらの話は良くも悪くも「道具」としか出てこず、大筋とは関係がないところではある)

 

答えのない世界を生きる

答えのない世界を生きる

 

 

狂気の山脈にて 4

完結。前巻の時は3巻完結にしないのはどうなの(せこいのでは?)とか失礼な感想を抱いていたが、今回の絵を見ると、4巻でもあり、と思わないでもない。次の企画も楽しみに待ちたい。

 

 

狂気の山脈にて 4 ラヴクラフト傑作集 (ビームコミックス)

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銀河英雄伝説 8

大変楽しんで読んでいる。ので、特になし。

 

 

 

 

暴政

例によっての安直思考で、「ブラックアース」を読む前に薄いこちらから読んでおこう、と思ったわけだが、流石にナイーブに過ぎるというか、あまり特筆すべき中身はなかった感じ(別に妙なことを言っている、というわけではないが)。反省。

 

暴政:20世紀の歴史に学ぶ20のレッスン

暴政:20世紀の歴史に学ぶ20のレッスン

 

 

 

不在の騎士

出張の機内で読む。元ネタらしき「オルランド」は知らないので何ともだが、全体を見れば実に20世紀的(というかラテンアメリカ、ネタバレを恐れずに読了時に脳裏によぎった特定の作品を言えば「エレンディラ」に似ているのでは?)。

 

不在の騎士 (白水Uブックス)

不在の騎士 (白水Uブックス)

 

 

 

「われわれの祖先」三部作をこれで読んだわけだが、個人的にはやはり「木のぼり男爵」が抜けている印象。テーマからにして、というのはあるのだが。

ただそれだけではなく、話の出来というか、表現が直裁的でないところも重要と思っていて、具体的には三部作に共通してテーマとして扱われる、「相反するもの」(「まっぷたつの子爵」では善と悪、「木のぼり男爵」では聖と俗(陰者的というべきか、コジモを見る限り、痛快さ、イノセンス的な面もあわせて「非俗」というべきな気もするが)、「不在の騎士」では精神と身体、あるいは概念と実体というべきか)についても、「子爵」、「騎士」では一応のオチとしてはいわゆる「止揚」的な所に至る訳だが(実際はそれだけではないが)、「木のぼり男爵」は必ずしもそういった明快な格好での統合が志向されない所も好みの一因。