2017.03.03

九州へ。朝多少余裕があったので、Switchを買うために並ぶか散々逡巡するが、さすがにいい年してどうか(下手をするとSwitchを持ったまま飛行機に乗る羽目になる)と、あとゲームに割く時間が中期的に自分のしたいことを鑑みても、どれだけあるのか、と思ったのでスルー。(が、ゼルダ、第一感に違わず超絶名作っぽいので割と泣いている)。

帰りは時間の余裕がさしてなかったが、慌ただしく空港でやりうどんのみ食して東京へ。

レッド 最後の60日 そしてあさま山荘へ 4

 あまりにもおぞましいが、まだ終わらない。

 

ルポ トランプ王国

これは大変良い本であった。なぜ「本音」であることが重要なのか、なぜ実業家であることを重視するのか、なぜ「反エスタブリッシュ」なのか、そしてなぜ(実際は必ずしもその実現性を信じていないにも関わらず)「変わる」ことを志向するのか、ということに対して、その一端を鮮やかに浮かび上がらせてくれる。

 

ルポ トランプ王国――もう一つのアメリカを行く (岩波新書)
 

 

僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう

立ち読みして大半読んでしまったので。

感想としては、元となるコンセプトに対する本としてはかなりいまいち。はっきり言えば失敗。ただし、呼んできている人が凄いので、一部面白い。

まず題名とコンセプト(いわゆるすごい人でも、昔はそうでもなかった、失敗もたくさんあったという所もあったということを今の若者に知ってもらって、もっと刺激を受けて頑張ってもらう、的な)にマッチした講演+対談になっていない(ここではコンセプトの是非は問わないことにするとして)。

唯一山中先生はまだそういった目的に合わせた話になっているが、その後は別にそうでもない。まあその最たるものが羽生講演なわけだけど。後もっと言うと、対談において化学反応が生まれるというよりは、むしろある種のブレーキが働いており、対談形式が仇になっている。

で、唯一面白かったのが、最後の山極先生のゴリラとニホンザルの研究の話。本の当初の目的とははっきり言ってあまり関係ないのだけど、ここは非常に興味を惹かれる(一方で、ゴリラやニホンザルの生態を見て得られた所を人間に寄せて見る、という所はよく分からないが)。

 

 

 

 

銀河英雄伝説 5

戦いが起こらないほうが面白い気がする、ということで今回はそれ程でも。

 

 

銀河英雄伝説 5 (ヤングジャンプコミックス)

銀河英雄伝説 5 (ヤングジャンプコミックス)

 

 

 

2017.02.17

Tobias Brandesの訃報を聞く。自分の修論にもろに直結する仕事をやった人(だし、まだ比較的若いはず)なので流石にショックが大きい。

直接会ったのは清水研セミナーで話を聞いた一度のみだったが、その後も(これまた近い分野の仕事をして学位を取ったばかりの)お弟子さんがセミナーに来たり、その時に(自分の)話を聞いてもらう機会があったりだったのであった。

自分は物理側から離れてしまったので、その時点において、その後何か、と言う可能性は既に閉ざされていた(とかいうと何か可能性と言ったものがあり得たかのようだが、無論位置関係としては遠く一方的に仰ぎ見るといったものである)訳だけど、それでも強い空白感を感じる。