『ボビー・フィッシャーを探して』刊行記念「盤上の冒険者たち」

という訳で何とか当日までに本も読み終え、神保町は三省堂まで行ってきました。若島正羽生善治の対談に加えて羽生善治―小島慎也のチェス公開対局が目の前で見れてしまうという贅沢にも程がある企画。枠が80人ということで申し込み締め切りがかなり早かったぽいが珍しく押さえきった自分を褒めたい。何と言っても羽生名人を直に見るのは将棋13年そこらやってこれが初の機会なので(実際他の二人も初なのだが)。
第一部の対談は詰将棋との出会いに始まり、プロブレムと詰将棋の似ている点異なる点、発想の仕方など。時間があっという間というのもあったが、もう少し名人の話も聞ければよかった。
続いて第二部は羽生―小島の対局。残念ながらチェスはルール分かる程度でだが、それでも目の前で対局を見ながら考えて、手が当たったり外れたりで一喜一憂するだけでもえらく楽しい。ごくたまにでもこうした密度の大きい時間が持てると、本当に晴れやかな気分になる。こうしたイベントがこれからもあれば嬉しい。