アメリカン・ハッスル

藤原先生の評を見て面白そうだったので昨日見てきた。
嘘が嘘を呼び、雪だるま式に膨れ上がり冗談としか思えないレベルになって現実を侵食していく様(出てくる人たちが、本人たちは明確な目的を持って一世一代の詐欺をやり遂げようとしているはずなのに、いつのまにか嘘それ自体に浮かされ、喋らされているような所)が実に良い。後は(あちこちで言われてることだけど)ジェニファー・ローレンスが素晴らしい(頭悪いけどしたたか、というロザリンの演技は、見ている側も思わずアーヴィン側に立って苛つかせられるほど見事)。