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2013.03.25-03.31

日記 将棋

26日から29日まで広島で学会でした。だいぶ前に25が移動日という予定を組んだ所、見事に卒業式+学位授与式とかぶったためにどちらも出ず。まあこれは毎年あることだし個人的にも式に重みを置いていないので大したことではないが。

学会は天気が悪いのと会場がえらく辺鄙な所(広島から電車とバス合わせて1時間かかる)なので参った。大学についてからも構内が無駄に広い上に中央にでかい池があるゴルフコースみたいな配置だったため、聞きに行く分野に応じて南北に移動する手間が多くてだるかった。ただ図書館が部外者でも余計な手続きなしに使えたのはポイントが高かった。

中身としては、今回は(意図したわけでないが)主に領域4に当たる所を割りに聞くことになって、面白い内容のものもあった。個人的には(こちらの勉強不足で理解不十分ながら)招待講演のアンダーソン転移から量子ウォークに至るまでの話が面白げと感じた。自分の趣味はいわゆる「物性物理的」な、こちゃこちゃおもちゃをいじって実験で見えるような面白い話を提案する方向よりは、やはり普遍性とかが露わに出てくる方にあることを再認識。
後は2日目の非平衡のシンポジウムはスピーカーは豪華だったが、問題意識が共有されているかどうかは微妙な気がした。単なる分野横断以上のものが必要だと感じる。

3日目に宮島と岩国へ。宮島は学部1年の時に行って以来だったが、春に訪れるのは初めて。桜がまさに見頃で大変良かった。山にも登ったが上からの見下ろしも良し。いい所であった。
引き続き岩国の錦帯橋を見に。こちらも橋と両岸の桜並木が絶好で素晴らしい。帰りは(自分のせいで)またえらいことになって研究室の人たちには申し訳なかった。

自分の発表は最終日。前日遊び倒した(研究室の他の人は初日で発表終了で自分の身最終日という最悪なパターンだった)のに加えて、風邪のせいで声がひどく状況としては大分良くなかったが、発表自体はまあぼちぼち。時間は若干オーバー気味だったが。発表後に複数の外部の方からポジティブなレスポンスがあったのがこの上なく嬉しかった(中の人からの意見はどうしても配慮がある気がしてしまうので)。とりわけ、去年の夏の学校のグループセミナーでお世話になった方がたまたま聞いてくれていて、「arxiv見てればそのうちプレプリントは見れるかな」という反応をしてくれたのが本当に嬉しかった。自分では結局面白いことは言えなかったと思っていたのだけれど、それでも昨年夏の学校で話を聞いてもらった時よりも良い反応をもらえたというのは、自分が全く進歩しなかったわけではなかったということなのかと思えて(単純にすぎるけど)救われた。
ともあれこれで本当にお終い、おさらばです。という訳で午後には慌ただしくも会場を去り、東京へ。夕方はその足で高校の同期と会うなど。参加者の大多数が新しい門出という、めでたくも一つの節目を感じずにはいられない会であった。体調が悪いので恒例の二次会のボードゲームはパス。

土日は色々片付けたりしてたら瞬く間に過ぎる。


電王戦はponanza勝ちという結果に。すごく熱戦で面白い将棋だったと思う(結構反響が大きくて個人的には驚いたが)。ただ正直に言えば、前局も合わせて、お互い(人間とCOM)がそれぞれ得意な点(プロは序盤、COMは(特に片方の玉のみを見るような)終盤)での強さをはっきり見せた、という所で、そうした展開を踏まえた上では結果としては前局のプロ完勝、本局のねじり合いからの負け、いずれも全く大いに起こりうるもののため、意外性はないという気がした。いずれにせよ、こうした結果を踏まえての残り三局がどうなるかというのは楽しみではある。今のところCOMの序盤の脆さが比較的目立っている印象なので、そこがどう調整されて来るのかが見どころと思う。
いい加減なことを言うが、後から本局の棋譜を通して見ていて、展開的にシーザー対ワムウを思い出した(人間側が上手く指し回して優位を気づいたが、一瞬スキが生じたところでつけこまれて暗転したという展開からというだけだが)。