2011.12.02-03

NQSの残りについて手短に。

3日目。
Beenakkerは1D QHEの話を聞いてみたかったが、Majorana Fermionの観測方法の話。しかしこれも圧倒的にこちらの勉強量が足りず、理解は不十分。それにしてもフランクだった。

古崎先生は妙にゆったりやるな、とか思っていたら本当におおむね集中講義の内容(+分類理論の話少し)で終わってしまった。

午後の話はどちらもよく分からず。Tao-Thouless極限が気になったが。

夕方は基研セミナーに出る。お題は電場かけた時の非平衡現象で、Holstein-Polaron modelでBloch振動調べるとかt-Jの話だったが、(いかにもやられてそうな話の気もしたので)方法論についての話だったのか?

夜は前日門前払いされた永観堂のライトアップへ。今年は暖かめで紅葉には少々早かったが、光に照らされた木肌が大変厄くて良い。

しかし、この日も例によって徒歩で行ってその時に改めて思ったことだが、暗くなると急に川の流れる音とかがクローズアップされてきて、生まれてこの方川の近くとかで暮らしたことがない身にはかなり不気味。これは来るたびに思うことで、いつまで経っても払拭されない。

4日目

川上先生の話は意表をついて(といっても真に驚いたのは事前にお題を確認した時だが)Quantum walkでedge modeのrandom disorderに対するrobustnessを見る、という話。大変興味深く、これを聞けただけでも良かった。勉強する気が湧くが、直ちに面白いアイディアが湧いてこないのが悲しい。

Vishwanathの話も楽しみだったが、まるで分からずショック(しかも翌日のBalentsのはなしでも改善されなかった)。しかしWeyl semimetalは勉強してみたい。

この日はタイムキーパーが、基研の知り合い(4年の時に大学院説明会で悉く同席した方)だったので、その人と久しぶりに喋ってご飯食べるなど。

5日目

疲れてきたので簡単に。W安藤先生の話は丁寧目でよかった。Bernavigの話はわからなさ過ぎて泣けた。

夜は清水寺のライトアップへ。ここは昼間は何回か来ていて、毎回行ってはいまいちだと思わされていたのだが、夜は初めてということで一縷の希望を抱いていったが、やはり今回も多分にもれず。というか(騒がしい)人が多すぎ。かなり落胆したので以前行って素晴らしかった高台寺のライトアップへ。やはり紅葉の見頃はまだ先という感じだったが、非常に良かった。特に水面に写った紅葉が素晴らしすぎた。ただ銀舎利の赤とか青のライトアップはいただけず。龍をイメージとか言ってたけど、ロマサガの双龍破しか思い出さなかった。

6日目

この日は観光の予定、だったが朝からの大雨でろくに動けず、泣く泣く進々堂に居座りだらだら勉強するなど。後は例によって阿闍梨餅本店とか(学習せず、再び満月を買いそびれた)、緑寿庵(美味しんぼに出てくる金平糖屋)とか京大近辺でおみやげを調達して帰宅。

まあ全体の感想も以前にさらっと書いたのでそれで良しとする。やはり一流の人から「本物」の空気を感じられたのは大変良かった(話自体は十分にわかったとはお世辞にも言えないが)。長期的にやる話も、ここら辺とうちの研究室が強い話題をすりあわせる的な方針で行けないだろうか、という感じで今のところ考え中。