2010.03.23-24

23日

朝早く起きたはいいが、前日が祝日で休みだったので、当初の予定の美術館のみならず、地元の図書館など月曜日定休の施設がことごとく振替休日になって行くところがなくなる。
仕方なく池袋ジュンク堂に行くと、「G戦場ヘヴンズドア」が揃いであったので買う。その足でスタバに行って勉強。阿部「統計力学」8章終了。
熱力学ポテンシャルを摂動で求めよう、という話でBloch-De Dominicisから入ってついにファインマンダイアグラム登場。しかし2次のダイアグラムだけで24個あるというのに、3次のダイアグラム(未確認だが71個あるらしい)を確かめるのとかようやるなあ。まあお絵かきは楽しいからいいのだが。

後は翌日の研究室訪問の質問考えるなど。

24日

危うく寝過ごすところだったが、辛うじて耐え。
という訳で研究室訪問二回目(M下研)。この日はもう一人の人と二人で訪問。以下概要。
・理論演習は週1回で中身は輪講。これは4年生だけでやる。ここで最近やった本のリストを見せてもらうが、聞いたことがあったのはファインマン統計力学とチェイキンぐらいだった。後は光学っぽいのとかモンテカルロ法とか相転移・臨界現象辺りとか。あとひょっとするとO形研と合同でやるかもとのこと。まあゼミなんて、教授のさじ加減ひとつで如何様にもハードさは変わりそうなものだが、とはいえ割と自然に接続出来そうな感じで少し安心する。
・全員博士に進むのか、という問には少し考えてから、そういうわけでも無い、とのこと。実際今年は一人が外へ、もう一人が学振とって博士へ、とかだったらしい。
・学部の内にやるべき事は何かあるか、と聞いたところ、まあ授業でやるような量子力学と、統計力学は十分に分かるように、後は進んだことがやりたければ輪講でもやってみては、とのこと。
・計算機を扱う能力について尋ねたところ、それは数学の留数積分と同じ、とかいわれて、ああ、出来ない奴は死ねということか、終わった、とか思ってたら、そういうのは結局道具だから、なにか動機が出来たときに身につけるのが良い、ということだった。今のうちからすごく詳しい必要はない、とのこと。
・後は最近の院生のテーマに付いて軽く聞いたり。やっぱり統計力学、ということで結構広い印象。とはいっても本当に何でもやってるようなところ(個人的にはそういうのはあまり好まない)に比べれば、首尾一貫してる方だと思うが。
・全体としては、この間よりは圧迫感が無く、落ち着いて質問出来た気がする。まあこれは慣れの問題かもしれぬ。なんか穏やかな雰囲気でよかったです。たまに先生の目が笑ってなくてかなり怖かったけどね。あと最後に先生が昔書いた本(薄くてさらっと書いた感じの本)を貸してくれたのにはかなりびっくり、というか恐縮した。

終わって外に出たら卒業生と思しき人が大量にいた。しかし3年後とかにあんなハリーポッターみたいな格好するのかとおもうと結構気が滅入る。まあそんな心配は院試受かってからしろ、という感じだが。

夜は「G戦場ヘヴンズドア」食い入るように夜通し読む。ちょっと今の自分の力ではこの凄さを上手く言語化出来ないが、何かしら新しいものを作るとか、その手のことをしたいと思う人が読んで感じないところはないであろう作品。久々に心から読んで良かったと思った漫画。

G戦場ヘヴンズドア 1集 (IKKI COMICS)

G戦場ヘヴンズドア 1集 (IKKI COMICS)