2010.02.12

12日

量子力学の教官曰く、金曜には追試対象者を張り出す、とのことだったので大学行って見るつもりだったが、どうせ結果いかんでやる気が無くなるだけだと思い、予定変更でスタバに行く。 
窓際の席に座ったら隣の本屋のカウンタ辺りの様子が良く見えて、変な意味ではなくて面白かった。大昔(中学ぐらい)は本に囲まれたとこで仕事がしたいとか割と思ってた気がするし、実際今でも興味がないことはない。しかし現実にその機会に近づいてみると、時間とかお金の問題から結局塾講だの家庭教師だのに走ってしまう悲しさよ。

「群と表現」4章大体読む。しかしいつも思うが、切りの良いところまで何がなんでも終わらせようという根性がないところは非常に甘い。内容は昨日の続きのCayleyの定理の証明から始まって分割と巡回置換の個数の関係とヤング図とか。有限群の表現論に進んでSchurの補題、そこから表現の直交性と指標の直交性とか。昨日あんな記事書いておいてなんだが、やっぱり数学の本読むより物理の本読む方が遥かに楽しいし、講義で扱った範囲がほんの一部であることにも気付き始めたので、ぼちぼち飛ばしながら読むつもり。

という訳で逃避で阿部「統計力学」4章途中まで(こちらも詰め切らないのがなんともはや)。理想フェルミ気体の話。低温展開の導出とその例としてDebye比熱求める話。計算メインの成果、数学の本と違ってゆったり読めて楽しい。

友人から連絡が来て、初めて朝日杯の観戦者申し込みをしなかったことに気がついた。まあ明日は家から(リアルタイムかどうかは別にして)適当に観戦する。

B級2組は中村九段が復帰決め。おめでとうございます。それにしても今季は昇級、降級ともにラス前にかなり決まってしまっている気がして少し寂しい。

追記
統計力学4章終了。BECについて。いきなり最低順位にたまる粒子の数がNに比例とやるところはやや気にくわないが、そこさえ認めれば後はスムーズ。しかしここらへん去年の春に田崎本でやったときは結構面倒な印象を受けたものだが。計算に目をくらまされていたということか。