日記

2日
 午前中は某所へ私用で出かける。無事に済んで大満足。
 午後は大学で勉強。解析力学5章途中まで。ハミルトン形式の導入、リウビルの定理、ポアソン括弧とか。あまり進まず。さすがにそろそろ危機感を覚える。

3日
 昨日ほとんど勉強しなかったので反省して午前中はA級順位戦の放送も見ずに図書館にこもる。解析力学5章終了。無限小変換と保存量、断熱変化と作用変数とか。今更ようやくポアソン括弧の意味がわかる。しかし量子力学の交換子との対応が完全についてない。午後三時ぐらいまでやって将棋世界買って帰宅。まだちゃんと読んではいない。その後はA級順位戦つけながら相対性理論入門講義読む。4章読了。ローレンツ変換から始まってミンコフスキー時空とかローレンツ収縮、時計の遅れ、ドップラー効果とか。
11時ごろからまたA級順位戦見る。結局
郷田○―木村●(相掛かり腰掛け銀)
藤井●―佐藤○(矢倉先手早囲い)
森内○―三浦●(先手石田流)
深浦●―丸山○(後手ゴキゲン中飛車対▲7八金型)
谷川○―鈴木●(相振り飛車)
(上の表では左側が先手)
 で郷田九段が名人挑戦、鈴木八段、深浦王位が降級。しかし他棋戦ではあれだけ勝てる深浦王位が今まで一度も残留できないとは改めて今のA級はとてつもなく厳しいと言わざるを得ない。 各棋士投了後の表情も凄かった。タイトル戦とはまた違う重圧があるのだろう、まさに苦悶の形相といった感じ。内容についてはいずれちゃんと触れるかもしれないが、意外に二転三転の大熱戦といったものは少なかったように思う。差がついてからは良い方が着実に広げて勝った感じ。その中でもやはり木村八段の悲壮な粘りは特筆に値する。あの精神力あってこそ近年の大躍進があったのだと思う。谷川九段は最終局でようやく本来の良さが出た感じ。しかし自陣に金銀を打ちつけるところにこの一局の重さを見た気がした。藤井九段は思わぬ拙戦でファンとしては残念な限り。棋聖戦は期待してます。森内―三浦は最終盤がどうだったのか結論が気になる。
深浦―丸山は今期最終局随一の熱戦。これは見ごたえがあった。
 あとどうでもいい話だが衛星中継でアナがあまりにも将棋に詳しすぎ、いろいろしゃべるのはちょっと逆効果ではないかと思った。それと解説の山崎七段、渡辺竜王は手を抜きすぎな印象がある。深夜にあの放送を見る人などコアなファンが大半なのだからもう少し手の解説に重点を置いてまじめにしゃべってほしかった。

 まあこんなところで時間も遅いので寝る。明日は物理数学の試験。どうなるかは知らん。