将棋

 王将戦第2局ですが、深浦快勝だったようです。
昨日の見立てでは封じ手の局面では羽生持ちといったのですが、今日強い人と話したところ、
「▲2六桂が負担だから正しく指せば振り飛車が勝てるはず(要約)」とのことでどうも大局観が悪かったようです。僕自身は振り飛車党なのですがこのような桂捨ての単調な仕掛けに対して拒否感があるせいかどうも振り飛車側を悲観的に見てしまっていたようです。
 中継を見ると、下図で▲1六歩が甘く、すぐに▲9八香から穴熊を見せて
決戦を誘う方がよかったとのことです。以下△2五桂ならば▲同飛△2四歩▲8五飛といった感じ。確かにこれは後手の△72玉型が薄いので後手もやるには勇気がいりそう。
以下進んで封じ手は▲1七桂。

 中継では「最強の手」とのことでしたがこの後端から自然に動かれ、△1六歩に▲1八歩と謝るしかなく得したはずの桂を回収されてはもう苦しいとしたもの。
 以下も千日手含みなどの難しい順はあったようですが一日目から終始深浦ペースだったようです。
 これで両者1勝1敗のタイで面白くなってきました。第1局、2局ともにややワンサイドゲームなのが気になるところですが番勝負が佳境に進めば将棋も一層の熱戦が見られると期待しています。