読書で離婚を考えた。

互いに本を薦め合い、薦められた本を読んでそのレビューを交互に書く、という連載の書籍化。ねらいは「相互理解」らしいが、円城塔から薦めた最後の本が「ソラリス」だったりするが、まあそういう感じの本。

何か世の人は、やりとり読んでいてハラハラするとか(離婚の)危険を感じるらしいが、個人的にはこんなものか、と思ってびっくりするほどすんなり読んでしまった(芸だろう、と高をくくっていたから、とかそういう話ではなく)。

やはり本を薦めることに対する理解の形成とか、相互理解というものに期待する所小だからか(本も薦められるのはまあ嫌いではないのが、薦めるのは好きではない。しかし世の人の声から推測するに、一般的な夫婦では、たとえばここに記されているよりも遥かに高レベルな相互作用の形態とかそれに伴う理解が求められる、というか前提となっているということだろうか)。

 

読書で離婚を考えた。

読書で離婚を考えた。