2014.01.04

先日実家に帰った時にハムを頂いたので、ふと思いたって朝食をサンドイッチにしてみたが、あまりのQOLの上昇っぷりに感動した。
より正確に言うと、ハムそれ自体の美味しさ云々というよりは、日頃買ってきたパンを朝そのまま食するだけだったのだが、ものの数十秒手をいれる(と言うのもおこがましいが、まあこの表現から日頃いかに自炊をしていないかが見て取れるということで)だけでこれ程までに満足度が変わるのかということに衝撃を受けた。
どうも生活の中で食事に対して期待する所が少ないということもあって、時間をかける行為を削ろうとしてしまうのだが、無理に世間でいうところの「自炊」という(現在の自分に)ハードルの高すぎる所を見るのでなく、こういった「微小に手を入れて大きい効果を得られる」所を狙うのは現実的だし何より面白い気がするので、この辺を考えていきたい(サンドイッチ一度食べたぐらいで偉そうに、というもっともな話もあるだろうが)。

という訳でやや唐突だが、今年の目標(本当はもう少し長期的なものとしたいが)は、「(多少)手をかけて、つまらないものを作ることを厭わない」ということで。
これまでも薄々感じてきたことではあるが、自分の弱点としてはフォーマリズム偏重というか、本筋・本質(とそれを適切に含んだ概略)が分かれば良し、具体的な「実装」部は捨ておけい、的な所が過剰にあった(物理とか数学だとこういった嗜好が必ずしもマイナスにならない可能性も有り得ると思うが)のだが、やっぱり実際に形にしてなんぼというところもあるし、なにより手を動かしてやってみないとわからない所も沢山あるので。
後、実際にものを作ってみた時に、たいてい完成物がつまらなく見えるのも大きなバリアだったが、これに関しても最初は気にせず、兎に角やるという強い気持ちが必要な気がする。これに対しては創造的な仕事関連で散々言われてることと思うが。まあ上手くハードルを下げつつ、そろそろと行く、というのが多分(精神衛生上)最重要。

後は上に比べれば大分卑近な話になるが、今年はもう少し積ん読を減らすのと、ちゃんと読みさしの本を読みきって各個撃破を達成する方向で。