こども展

終了直前ということで行ってきた。天気が悪かったせいか、さほど混雑はなく快適に見ることが出来た。ただ、会場の森アーツセンターギャラリーは、警備員とかエレベータの案内員とかやたら過剰で気詰まりな感じを受けたためあまり好みではない。あと(これは予習せずに出かけた自分が悪いのだが)作品リストが紙でなかったのも地味に痛かった。
絵としては、19世紀から20世紀にかけての子供を対象としたものがメイン。画家に近しい人を題材にしたものが多かったのかな、という訳で幸せ感のある絵が多かった。その中でそうした「子供」像とは一線を画するものだったルソーの「人形を抱く子供」とかフジタの「機械化の時代」とかは印象が強い。
上述のものの他に気に入ったのはデュビュッフ「ポーシャン伯爵夫人とその子どもたち」、ブラン「ジェルメーヌ・ピショの肖像」、ルノワール「ジュリー・マネの肖像、あるいは猫を抱く子ども」、ジロー「リベルテ」、エンダディアン「ヤシャール=アザールの肖像」。