ターナー展

昨日行ってきたが、かなり良かった。東京都美術館の展覧会は絵が少ない印象があったけど今回は展示数も多いし、なにより絵が素晴らしかった。精細な建造物の書き込みと、光の同居が非常に良い。今回まとまった数を見れて、これまでの「何か構図がどれも似通った人」程度の(かなり乏しい)認識が刷新された(19世紀前半までの人だがかなり先進的な絵も描いているという印象を新たに受けた)。水彩も綺麗だったし満足(ただ黄色っぽい照明は合わない気がした)。
気に入ったのは「バターミア湖、クロマックウォーターの一部、カンバーランド、にわか雨」(厳かな虹)、「ディドとアエネアス」(木々と建物の書き込みと光)、「レグルス」(今回のベスト。解説を読んではじめて絵の意味がわかり愕然とした)、「逆賊門、ロンドン塔」(水彩のベスト)、「平和―水葬」(暗く、しかしどこか神々しい)