FINAL FANTASY TACTICS 獅子戦争

先月の安売りでipad版を買って、連休中に漸くクリアした。ゲームとしては、序盤から中盤(Chap.2ぐらいまで)にかけてはほどほどに手応えがあって面白い。初期配置とかをちょっと変えるだけで難易度が激変したり、レベル上げしなくともちょこっと持ち物やジョブをいじるだけで打開できたりなどは良い点だと思う。
一方後半は強力なキャラやジョブ(例によって忍者が強過ぎる)で速攻タコ殴りが簡単にできてしまうので、まあ前半に比べると緊張感はない(とはいえ、ボスを倒せばクリアというルールの下、バタバタ味方を倒されつつボスへの特攻を余儀なくされるので全くの作業という訳でもないが)。
個人的な山場はムスタディオ救出の所(ムスタディオが勝手に突っ込んで死ぬので苦労した)とChap.4のランベリー城か(最初アサシンが止まらなかった)。リオファネス城のタイマンはさほどでも。

ストーリーについては、聖石の話に移行する中で、もう少し丁寧に主人公の変化(家に関して再び名乗るように成る所とか)を書けば、受身的な感じとかを払拭できて、影の英雄譚っぽくなったのでないだろうか。今のままだと、Chap.1で「逃げ出して」、その後そこについて解決はできていないまま、聖石と妹の話があったから功労者になれただけにも見えるので。
とはいえ、全体としてはかなり面白い部類に入る気はする。