2012.09.19-21

18日から今日まで物理学会でした。
今回会場が横浜ということで、自分が参加したのは19,20の2日間。とはいえ、19日は自分の発表で胃が痛すぎて事実上その10分以外は常にそちらに気持ちが行きつつ、みたいな感じだったので通常通り楽しめたのは20日だけだけれど。
肝心の発表は、どうなのだろうか、恐れていた最悪の状況ほどはひどいことにはならなかったと思う。練習では発表10分、質疑5分の所10分30秒程度に収まるようになっていたので何とかなるだろうと思っていたが、本番はいつまで経ってもベルが聞こえず、早口になり過ぎたかと思って青くなったが、summaryの頁でベルが聞こえてほっとした。中身が希薄なのは分かっていたことなので仕方ない。
質疑応答は例によって相手の質問の意図を掴み損ねたりしてかなりお粗末な出来だったが、酷い嘘とかは言ってないと信じたい。
発表の内容、技術共に当然ながら課題は山積み。今回幾つか発表聞いて、やはり一流の人はイントロの作りが明らかに違うということがよくわかった。実際自分の知識の寡多にかかわらず、イントロで面白い(重要だ)と思わされた講演は例外なく大変面白かったし、その段階で「だから何なんだ」とか思ってしまったものはどんどん粗が見えたり詳細が(よくない意味で)気になったりという方に思考が行ってしまった気がする。

聞く側としては、今回は光誘起相転移統計力学合同のシンポジウム(特に清水先生と石原先生の講演)が勉強になって大変良かった。通常の講演は3日目午前中の冷却原子(フェルミ粒子)の所が面白いものが幾つもあったように思う。

今日は学会ボケ、ではないが1日中だらだら来学期の演習のための問題作るなど。毎週作ることになるかもなので今のうちに貯金を作っておかないと。しかしTex打ちすると手書きとの落差で一見ちゃんとしたものができたように錯覚してしまい、達成感が増幅されてしまうのが困る。