-2011.11.30

我ながら書く書く詐欺がひどすぎたが、手短に。主にNQS2011期間について。

初日は生まれて初めての夜行バスで京都へ。一度ぐらいやってみてもよいかと思っていたのだが、研究室の人たちに移動手段聞かれてこう答えたら、例によってすごい目で見られたり。まあ予約した時点では、状況がこんなキツキツになって体調悪かったりする中行くことになるとは思ってなかったので仕方ない。とはいえ、申込時にひよったお陰でそこそこのクオリティのものにしたお陰で、寝れないとかいうことはなかった。到着後の朝日は馬鹿に綺麗で寒さと相まって泣けた。

とりあえず駅付近の喫茶店に入って延々と発表の練習をブツブツつぶやきながらPC使ってやる、という不審極まりない感じで時間を潰す。2時間ほどしてから、京大へ。途中東本願寺で願掛けを試みるが、如何せんキャリーバッグのせいで見周りの人に睨まれたりで段には上がれず、幸先が悪い。

自転車に轢かれそうになりながら(うちの大学と違ってやたら自転車が多い)、やっとこさ会場の基研へ。湯川記念館に机がもらえたりして感動。しかもGiamarchiと同室だし。

肝心の講演は初日はもっぱらスピン系の話。しかし最初のPoilblancの話からEntanglement entropyとか分からず撃沈(予想されたことではあったが)。Milaの話は丁寧目で初めのうちはついていけたが、現実との対応があるのか、とか考えてるうちに置いていかれた。午後はむしろその後のプレビューが恐怖で正直講義どころではなかった。

本題のポスタープレビュ−。開始時に完全に雰囲気に飲まれて、自分のは残念ながらまるで駄目。一つもマイナスでない点はなかった。吐きそうでたまらず。

まあその後は何やってたかあまり記憶に無いので割愛。ポスターセッション部屋のこととかは本当にどうでも良い。

日が明けて、逡巡するも再び基研へ。まっとうな感覚の持ち主ならば昨日の今日で同じ場所に顔出す、という選択肢はありえないだろうが、既に死んだ身(より正確に書けばここでよりも前に死ぬべき所でそれをしなかったのでそことの一貫性)、ということで出る。

Giamarchiの話は自分が引いたレビューのレビュー(と最近の進展)で、これまた強烈に堪えるが内容は面白かった。越野さん(外国人と日本人の名前書くときの敬称の使い方がいまいちわからない。「さん」がないと日本語では不自然だがどうすべきか?)の話も
よく分かったか怪しいが、面白かった。グラフェンやるなら、やはりpseudo spinの自由度が如実に生きてくるような上手いアイディアが必要、ということを感じさせられた。

終了後は前に書いたとおり永観堂までだらだら歩く。詳細は今更ごちゃごちゃ書くより当時の文章のほうが迷走ぶりがよく残ってると思うので割愛。多分この辺りが今回の京都滞在期間中で、精神状態最悪の頃だと思う。

3日目以降と帰還後については明日にでも。