2011.07.19-22

19日

特に(記憶に)なし。5限の物質科学でレポが出たが、予想外にざっくりした問題でちと安心。

竜王戦は久保2冠が勝ち。強すぎる内容であった。

20日

朝は何も無いと思ってだらだら過ごしていたら、同期からSchriefferゼミが今日あるのは知ってるか、という驚愕のメールが。事前に何も知らされていなかったので油断してしまっていたが、冷静に確認するべきであった。
慌てて大学行って1時間遅れで平謝りしつつ、その足で発表。しかし冷静に準備不足は否めず、ぼろぼろ。かなり悔やまれる。しかも予定変更で今回が最終回だと知らされて二度がっくり。中身は電子格子相互作用を遮蔽効果いれて扱うというものとMigdalの定理で、結局超伝導をGreen関数使って扱うところには入れず無念。

あまりにひどい中身だったので、終了後腹いせに余程帰ってしまおうか、というところを思い留まって最終回の5限に出るため残ったのに、ちょっと例によって遅刻して行ってみると(やってた計算のきりが悪かったので)既に講義は終了、という意味のなさ。つくづく冴えない一日だった。

21日

どうもここ数日たるみ過ぎなので、反省してスタバで缶詰めになってWigner関数の計算。
後こちらは完全にどうでも良いことだが、自分の頭がザル過ぎるので、物理の本以外にも読書ノートをつけるべきということを悟った。いつまで続くか分からないが、暫くやるつもり。
3限の物性物理学3は切り。どうも例によって面白いことを言ってたようだが、まあ行かなくて良かった。

うまく行かなかった計算だが、素直に論文に引かれてる参考文献(Quantum noise)見たら超丁寧に計算が書いてあって感動。さすが教科書。

後Number(まさか自分がこの雑誌立ち読みするとは思わなんだが)の藤井先生インタビュー読んだがちょっとストーリーにし過ぎ、という気もしたが面白かった。
それにしてもしばしば妄想してしまうのだが、藤井先生がもし、勝負の結果自体よりも、新しいことやそれを考えることの方にウェイトの置かれたものをやっていたら、と思わざるをえない。

竜王戦は佐藤九段勝ち。相振りからの怒涛の攻めで、まさに快勝。


22日

昨日同様に朝からスタバでGoldenfeld読む。中身はε展開で、10章は飛ばしたもののこれでゼミは(おそらく)終了だろうか。

しかし終了時には既に3時とかで、今更研究室に行くのは大変ポテンシャルが高い感じだったが、TAの書類出す必要とかがあったので気合入れて行く。

到着したら同期や先輩が件の問題について議論してたので、話聞かせてもらったり質問したりする。途中冷や汗書く場面もあったが、今のところこの方針持続できそうな雰囲気で一安心。やることもはっきりしたのでやはり研究室行って良かった。

まあこんなことを言っておきながら、平気でビアパーティーとかは一人スルーしてナショナル・ギャラリー展行く。思ったよりは絵とか少ない印象であったが、リトグラフとか見れたのは良かっただろうか。後は最近こういうの行ってなかったせいか分からんが、何か絵を見たときに違和感、というか不安を感じるようなものが多かった気がする。
通常の意味で気に入ったのはラテュール「皿の上の3つの桃」、カサット「麦わら帽子の子ども」、ルノワール「ポン・ヌフ、パリ」、「画家の息子、クロード」、セザンヌ「水辺にて」、ゴッホ「薔薇」。
後者の意味で印象深かったのはマネ「プラム酒」、ゴンザレス「家庭教師と子ども」、モリゾ「姉妹」、セザンヌ「赤いチョッキの少年」とか。書いてるうちにいい展覧会だったような気がしてきたので良し。