最初は饒舌すぎて鬱陶しく感じた文体が、次第に癖になる。ただ、中身は余り好きになれない（「海」から「陸」に上がる大人と、それに幻滅した子供という対比という形で考えるのは子供に甘すぎるというかフェアではなく、むしろ「海の男」という偶像をなかだ…

内部で気液相転移(しかも過飽和の準安定状態を経て非平衡凝縮する)は起こるは、衝撃波は飛ぶは、低負荷運転で逆流すると翼の自励振動が起こるは、といった複雑現象の目白押しな系である蒸気タービンに関する技術的な解説書。大変密度が濃くて良い本。 改訂が…

今土佐おもてなし勤王党を見て、名古屋おもてなし武将隊がおもてなし界ではかなりの強豪だったのではないかということに思い至った。

想像の斜め上というか、お話として出来すぎの結末。今回のシリーズは変なノイズもなく非常に面白いのではないだろうか。 ただ蛇足ではあるが書いておくと、この、『飛車、角、歩という、「不成が全く得にはならなず、したがって通常の実戦においてまず不成の…

書いてあることは正論というか確かにと思うし、本としても分かりやすく書かれているように思うが、ジェネラルな考え方や方針を提示された際にどうしても直ちにぴんと来ないのは、おそらく伝達や合意形成という行為が本質的に相手ありきだから（そして相手の…

日経エレクトロニクスの過去記事のまとめとインタビューからなる本。裁判等に関しても中村側に沿った話がメイン。しかし、青色ダイオード開発までの状況は実にひどい（せっかく米国の大学に行かせてもらったのに、装置が使えなくて一から作ることになるとか…