読んだ本たち

ひどく時間が空いてしまったので、ここ2,3ヶ月ぐらいの備忘録として。

 

 ある程度わかったこととはいえ、暗澹たる気分になる他ない。

 

知性は死なない 平成の鬱をこえて

知性は死なない 平成の鬱をこえて

 

「身体」と「知」の対比という構図から、個人のうつの経験と現在の日本の惨状を同時に切り取ってみせる語りの切れ(そして自らの経験すらもそのように距離をおいて著述しうる様)に、歴史家の凄みを感じさせる本。

 

となりのイスラム 世界の3人に1人がイスラム教徒になる時代

となりのイスラム 世界の3人に1人がイスラム教徒になる時代

 

(本書の一部であるハウツー的な内容に関して)必要をなんとなく感じて軽い気持ちで手に取るが、 予想よりも政治的な内容について書かれた本であった。内容については知らないことが多かったのでそれは良いが、もう少し第三者的に書いてほしかったり。

 

市民科学者として生きる (岩波新書)

市民科学者として生きる (岩波新書)

 

 思ったよりも大分典型的というか、はっきり言えば落胆させられるところもあり。

何というか、もう少し「速度が上がりすぎてカーブを曲がりきれなかった」感じ以外の方向はないものかと思うのだが。

 

ジョジョリオン 18 (ジャンプコミックス)

ジョジョリオン 18 (ジャンプコミックス)

 

 やはり面白くない。

 

岸辺露伴は動かない 2 (ジャンプコミックス)
 

 前巻とは打って変わって滅茶苦茶出来が良い!正直はずれがない。イチオシは「望月家のお月見」(高野文子もかくや、という感じ)と「ザ・ラン」(常にこのレベルを維持してほしいのだが)

封神演義外伝~仙界導書~ (ヤングジャンプコミックス)

封神演義外伝~仙界導書~ (ヤングジャンプコミックス)

 

アニメ化でとてつもなく腹立たしい思いをさせられたところであったが、 本家は当然ながら素晴らしく(というか昔の絵にこれだけ雰囲気を近づけられるのはすごい)、大変良い外伝であった。

 

 大丈夫か?という感じ(褒め言葉)。

 

何だか手堅い系になりつつある?