狂気の山脈にて 3

勝手に三巻完結だとばかり思っていたのもあり、手に取った瞬間は正直引き伸ばしではないか、などと感じたのだが、いざ実際に読み進めると、いよいよ姿を表した都市の絵の気合の入り方が凄まじく(禍々しさと異様さ、通常の理からかけ離れての一種の神々しさと受け入れ難さ、またそれに伴って生じてしまうある種の可笑しさなどが説得力を持って目の前にある、素晴らしい絵と思う)、不明を恥じるのみである。次が楽しみ。

 

狂気の山脈にて 3 ラヴクラフト傑作集 (ビームコミックス)

狂気の山脈にて 3 ラヴクラフト傑作集 (ビームコミックス)