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僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう

立ち読みして大半読んでしまったので。

感想としては、元となるコンセプトに対する本としてはかなりいまいち。はっきり言えば失敗。ただし、呼んできている人が凄いので、一部面白い。

まず題名とコンセプト(いわゆるすごい人でも、昔はそうでもなかった、失敗もたくさんあったという所もあったということを今の若者に知ってもらって、もっと刺激を受けて頑張ってもらう、的な)にマッチした講演+対談になっていない(ここではコンセプトの是非は問わないことにするとして)。

唯一山中先生はまだそういった目的に合わせた話になっているが、その後は別にそうでもない。まあその最たるものが羽生講演なわけだけど。後もっと言うと、対談において化学反応が生まれるというよりは、むしろある種のブレーキが働いており、対談形式が仇になっている。

で、唯一面白かったのが、最後の山極先生のゴリラとニホンザルの研究の話。本の当初の目的とははっきり言ってあまり関係ないのだけど、ここは非常に興味を惹かれる(一方で、ゴリラやニホンザルの生態を見て得られた所を人間に寄せて見る、という所はよく分からないが)。