ひどくアレなタイトルからして既に一種のトリックな訳だが、さて中身は、というと「読む」という行為に関する、いかにも現代的な(ポスト現代?)議論。
まあ確かに取り上げられる問題は、何をもって本当に「読んだ」といえるのか、というような事を考えてしまいがちな立場(しかも年々記憶力の悪くなる身)からすればしばしば気にかかるものであり、読んでいくと確かにそれはそうだが、という気はするが、かといってそれ以上のものがあるかと言われると。
- 作者: ピエールバイヤール,Pierre Bayard,大浦康介
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2016/10/06
- メディア: 文庫
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