羅生門

なぜ今年はこれ程までに今迄「いつか見る」群に入れていたものが集中的に訪れるのか、さっぱりなのだが、これもギンレイホールでデジタル版上映ということで、風邪を引き引きも今日見てきた。
あたかも印象派の絵のような、森のなかでの光と影のコントラストが実に美しい。
また、終了後のトークショーで言及されて知ったが、光の表現にかなり先進的な技術を使っていたようで、ロケでの鏡の利用や、夏の日差しの表現のために太陽へカメラを向けるなど、今までないことをかなりやっていたよう。
話の筋はそれほどでも、という印象だったり、演技に濃淡があったり(特に坊さんの演技がかなり棒)な所はあると思うが、確かに良い。