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アルファ

宇宙創生から、地球誕生、そして生命の歴史を俯瞰する三部作の第一作。本書は人類誕生あたりまでで、その後の歴史は第2巻(海外では既に発売済みだそうな)でとのこと。
全体の歴史の描写のベースは現代的な科学的な方面からの記述でありながら、あたかも作者が全宇宙の歴史を観察しその合間で想起されるイメージが如く、神話的・聖書的な描写や、現代の出来事(「石油のもと」の堆積のところで現代の油田開発の場面が出るとか宇宙開発の場面とか)や絵画・漫画・映画(火山の噴火のところで北斎の「富嶽三十六景」が現れたと思いきや、別の頁ではマグリットが顔を出し、さらに「バグズ・ライフ」や「タンタン」とかがしれっと出てくる。正しく「何でもあり」)などの場面がフラッシュバックする様は読んでいて大変楽しい(元ネタを追いきれない部分も多々あるのだが)。正しく大絵巻。

絵の方も恐ろしい力作で、この値段は正直信じられないのだが(書いていて気付いたが、絵本として家族で一緒に読むとかを想定して頑張っているのかもしれない)、次巻もぜひ翻訳が望まれる。

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