生きる

「午前10時の映画祭」の存在を先日知り、風邪気味にもかかわらず慌てて見に行く。重苦しい話でありながら結構可笑しいところもある(出だしの胃の映像といい、病院から帰って部屋の暗闇の中に縮こまっている所とか、息子の名前を連呼する件とか)のだが、ゴンドラの唄(最初の方)を筆頭に、兎に角志村喬に引き込まれる。
全体的に話としては人工的、といえばそれまでだが、最終盤の通夜の部分とかは確かに涙腺に来るものがあり、見てよかった。