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King Crimson "The Elements of King Crimson in Japan 2015"

という訳で今年最後かつ最大のイベントである、生涯最初で最後の?King Crimsonの来日ライブに行って参りました。
この日は細々とした所でついてないと感じることが多く、かなり気が滅入っていたのだが、いざ着いてみると、なんと自分の当初の席(1階の隅で、これも冴えないと思った)が、スピーカーを置く場所に急遽主催者都合でなったということで席を交換してもらえることになり、その結果超前列(Tony Levinの手元がはっきり見えるような位置)のめちゃめちゃ良い席になるという信じ難い展開に。
プログレの)神に感謝しつつ開演を待っていると、写真禁止のアナウンスが流れ、これ自体はどうということもないものの、「Tony Levinがカメラを掲げ、写真を撮っている間のみは観客も撮って良い」という斬新ルールが公式にアナウンスされ、爆笑せざるをえない。
メンバーが入場した辺り(残念ながら”No Pussyfooting”のBGMはなかったが)で、既に泣きそうだったが、トリプルドラム(噂はかねがね、だがやはり見た目も音の重厚さもすごい)からの"Lark's tongues in aspic, Part 1"から、70年代(Mel Collins復帰を受けて"In the wake of Poseidon"や"Island"から積極的にやっているというのは聞いていたが、ネットで過去のセットリスト見ても、"Red"や”Lark's tongues in aspic”の曲をやってくれるかは五分五分より悪い感じだったので、大変嬉しい。まさか"Easy money"から"Talking drums"、"Lark's tongues in aspic, part2"、"Starless"という4連荘を目の当たりにできようとは)の曲と2000年代の曲、最近の曲を交えて全体で2時間半弱。素晴らしい時間だった。
しかし、自分が東京の渋谷にいて眼の前でFrippやLevinが演奏をしている、それも"Lark's tongues in aspic, part2"や"Starless"、というのがちょっとリアルタイムでも信じ難くて。9年前初めて”Great Deciever"を聞いて衝撃を受けた自分に、その後にこういったことが発生するということを教えてあげたい。
演奏全体の感想を一言で言うならば、「老いてなお健在」という所だろうか。過去のライブ盤を聴いている曲であると、やはり比較対象としてそれらが想起されてしまい、スピードが遅かったり、ところどころ奇妙だったり、テンションにムラがあったり(やり玉に挙げて申し訳ないが、Tony LevinはWetton時代の曲はそれほど気合入れて弾いていなかったような気がした)という点に気づいてしまってすべての曲が満足いくというわけではなかったが、全体としては相当良かったと思う。Mell Collinsのサックスも(曲によって向き不向きあるとはいえ)悪くなかったと思うし、Jakko Jakszykのボーカルは思ったより大分声もしっかりしていて良かった(Peaceとかかなり良かった)。
トリプルドラムは、上にも書いたが音を重ねて厚みを出すような所も多く、一方でドラムの3人の間で寄せては返すように、やり取り、掛け合いがなされる所もあり、で面白い。どのように分担等が決まるのか気になる。特筆すべきはやはりEncoreの”21st century schizoid man”でのGavin Harrisonの怒涛のソロか。凄かった。あとは”The Letters”が元曲をさらに強力にした感じでこの編成ならではだったか。
まあ(知識不足の中で)ごちゃごちゃ言ってもしょうが無きこと、今は兎に角生きている間に彼らを見ることができたことがただただ喜ばしい。
という訳で最後に物販で購入したRedTシャツ。