ファインマンさん最後の授業

Caltechに新しく職を得て来た一人のポスドク(筆者)が、物理を離れるまでのいきさつが、晩年のFeynmanとの会話を中心に描かれる。
Gellmanばかりボロクソで、不当な気もするなど問題点もあるが、一方で精神的に真に自由でなければ創造的には決してなれない(そして綺羅星のようなCaltechの学者ですら、必ずしも自由なわけではない)、などのessentialな点がさまざまな研究者の姿から見える様は印象深い。

ファインマンさん 最後の授業 (ちくま学芸文庫)

ファインマンさん 最後の授業 (ちくま学芸文庫)