美濃崩し200

元の「美濃崩し168」は名著と名高い本だが、復刊・加筆されたこれも大変良い本。浅川書房は本当に素晴らしい。問題形式で、美濃囲い崩しの手筋を学ぶ形式の本だが、特に同一局面で持ち駒違いの場合に、どの手段を採用するか、などのパターン化が著しい。「光速の寄せ」などの類書よりも更に進めている印象。やはりアマチュアが将棋を指す際にはしばしば短時間の時間制限のもとで指すため、思考の節約の観点からもこういった形や、何枚持つと詰むか、というところを早い段階で知識レベルとして身につけておくのが大事だ、ということに本書を読んで今更気づくなど(覚えたての頃はとにかくがむしゃらにやっていて方法論などはまるで考えていなかったので)。

美濃崩し200 (最強将棋レクチャーブックス)

美濃崩し200 (最強将棋レクチャーブックス)