新宿駅最後の小さなお店ベルク

新宿駅すぐの喫茶店「ベルク」の店長による、個人店をやっていく上での考え方を書いた本。立地を活かしたセルフによる高回転・多売に加えて、五感に従って選び抜いた高品質なものを売るという一貫したスタイル、壁の写真やお酒などの趣味、そして店側だけでなく来るお客さんの多様さとそれぞれの人となりといった一切合切が混ぜこぜになって、一つの場・思想といったものが表れているのが凄い。ビジネス書というよりは思想書。これまで行ったことがなかったので、新宿に映画でも見に行く時に是非行きたい。

新宿駅最後の小さなお店ベルク: 個人店が生き残るには? (ちくま文庫)

新宿駅最後の小さなお店ベルク: 個人店が生き残るには? (ちくま文庫)