竜のかわいい七つの子

短篇集。個々の話を筋に還元してしまうと必ずしも目新しいものではないのだけれど、多彩な題材、趣向、そして絵の上手さにより全く飽きが来ない。かなり面白く読んだ。評判が良いのを知りながらもスルーしていたが、勿体無いことをしていた。作者の他のも続けて読みたい。気に入ったのは「わたしのかみさま」(小学生の泣き顔が良い)、「金なし白碌」(今作のベストか。絵が素晴らしい)