大浮世絵展

昨日行ってきた。例によって最終盤の土曜なので混雑がひどく、落ち着いて見る感じではなかったが、展示数も多く、何よりまとまって浮世絵を見る機会がこれまでなかったので行って非常に良かった。自分の好みが(今回の展示の前半の時期なら)流麗な線と豪華すぎない色の組み合わせにあることが分かった。後は北斎と広重の衝撃(今更過ぎるが)。
気に入ったのは鳥居清信「蚊帳の内外」(流麗な線が大変よい)、西川祐信「高砂図」、月岡雪鼎「大小の舞図」、葛飾北斎「百合」、(超衝撃。言葉では分かっていたつもりの印象派への強い影響というのが腑に落ちた)、「紫陽花に燕」(これは実物では見れなかったのだが、絵葉書のに魅入られてしまった)、「富嶽三十六景 常州牛堀」(構図といい色といいクール過ぎる)、「富嶽三十六景 本所立川」、歌川広重東海道五十三次之内 箱根湖水図」(色が格好良すぎ。)、「名所江戸百景 亀戸梅屋舗」、歌川国芳「相馬の古内裏」(厄い)、月岡芳年「田舎源氏」、川瀬巴水「東京二十景 芝増上寺」

見返り美人や写楽など、期間の関係で見れない絵が多数あったのが心残りだが行って大変良かった。