ある島の可能性
年末に「素粒子」も読みなおして、準備万端で年初に読んだ。相変わらず表現は切れるし、かなり紙幅を割いている新興宗教の部分(特に復活の演出)とか面白い所もあるのだが、最後が何やら小さくまとめにかかってしまって、ダニエル1のあれだけの悲惨さ(そしてその不可避さ)に対置するのがこれではちょっと…という感じ。
- 作者: ミシェルウエルベック,クサナギシンペイ,Michel Houellebecq,中村佳子
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2007/02/28
- メディア: 単行本
- 購入: 8人 クリック: 136回
- この商品を含むブログ (54件) を見る