精神的な飢餓感に苦しむ主人公を、ダイエットを(作者のお家芸とも言える)「変身」として扱いながら描いてみせた表題作が素晴らしい。痩せた後に親切にしてくれた相手の心を試そうと再度太ろうとしたり、子を産めば変われると信じ込むところとか流石過ぎるし、結末も。
「毎日が夏休み」はそれほどでも。猫のエッセイは(面白くないわけではないのだが)徐々に食傷気味になってきた。
- 作者: 大島弓子
- 出版社/メーカー: 朝日ソノラマ
- 発売日: 1995/03
- メディア: コミック
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