半導体の物理

今やってる話の割に、こういう話題の基礎を知らないな、と思って読むことにした。
中身は固体物理の初歩から始まって、特に強電場中の半導体物性や光吸収、発光、非線形光学などにかなりの分量が割かれているのが特徴と言えると思う。全体的に計算はそこそこ親切(多くは目で終える程度)で、話は紹介程度の所も多いが(最終章の局在の物理とか)、実験の人とかにも勧められるような良い教科書だったと思う。
意外にに半導体半導体しているわけでもないので、例えば学部の人が固体物理の勉強を手短にするのにも良いのでは。

半導体の物理 (半導体工学シリーズ)

半導体の物理 (半導体工学シリーズ)