彼方より

「こちら側」の世界の境界というものが、いかに曖昧(適切でないかも。気持ちとしてはrobustの反対語的な意味)なものか、というのをあまりにも上手く描いてみせる。
印象深いのは「生物都市」、「ぼくとフリオと校庭で」、「カオカオ様が通る」。

彼方より―諸星大二郎自選短編集 (集英社文庫―コミック版)

彼方より―諸星大二郎自選短編集 (集英社文庫―コミック版)