宇宙は何でできているのか
宇宙論と素粒子論の接点みたいな所から始めて範囲としては学部の素粒子・原子核物理の授業でやるような話をやる本、なんだがまあ説明、というか話の上手さには本当に舌を巻く。
(学部の授業もこの人から習ってみたかった。やはり理論の話を実験の人が教えるのは間違ってると思う。)
中身としてはいまいちな冗談とか、正確さ的な意味でかなり微妙な例えとかマイナスな部分は無論あるんだがそれでもこれだけ饒舌に語られたら、研究所の一つも任せてみようという気になるのも無理はない。物性分野でもこういう本が出ないものか。
- 作者: 村山斉
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2010/09/28
- メディア: 新書
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