-2012.05.12

前回日記を書いてから(読んだ本の備忘録は先週つけたので正確には前々回)はや5ヶ月とかなわけだが、この期間は本当に色々なことが目白押しで、それはこれまでの経験の中でもおそらく最上位に来るだろうものだし、おそらく今後の影響とかの観点からも、人生全体としても大きな一つの転換点になるのだろうと思う。という訳で日を改めて、ちゃんと文字の形に起こしておければと思う。

先週以降について。

連休はぎっくり腰になった親の代わりに不慣れな家事をやったり、部屋の掃除してたら終わった。

4月に事あるごとに古本屋やブックオフで古本買ってストレス発散、みたいなことをやって机の周りにジェンガみたいのが幾つもできてたので本棚と同時に片付けるが、大変時間を喰った。しかもその過程で揃いで買ったつもりだった漫画に抜けを発見して激しく凹む。

後は映画借りてきて見るなど。「ソーシャル・ネットワーク」と「羊たちの沈黙」(妙な取り合わせだが)。

前者はうちの大学にいかにも生息してそうな人が大量に出てきて笑った。「人間が書けている」。国境を超えてユニバーサルな構造ということか。

後者は映画見るのは二度目だと思うが、やっぱり素晴らしい。超人ものにしてしまった2作目とかとは格が違う。

その他は「ふしぎなキリスト教」とかC++の入門書読むとか。プログラムを書かずに読んでるので驚くほどサクサク読めて楽しい。

後二ヶ月ほど前の集まりをきっかけに、チェスを勉強しようと思ってたのでわずかばかりやる。とりあえずipadのフリーのアプリにちょっとづつ勝てるようになってきたぐらい。
当然だが、攻め/守りにおける、「良い」形、「悪い」形の判断基準の蓄積が圧倒的にないために、具体的な手を考える際のロスが非常に多い。攻めが成功してると思っても存外、見たいのが多発する。
しかし、時間の制約などから、以前自分が将棋を勉強した時のような、やたらめったら対局するとか、とにかく本を読む、とかいう手段は取れないので、できるだけ効率の良い方法を考えたい。
チェスとかだと、海外で既に、ある程度の領域まで行く術は洗練されたものとして確立されていそうな気がするのだが、そこら辺はどうなのか。将棋に関しては、ネット対局などを研究、実戦の手段として効率良く用いることで奨励会三段程度までなら昔と比べて遥かにスムーズに行ける「高速道路」が開発されている、というのは羽生名人などが以前言及した通りなので、チェスでそうしたものがないとは考えづらいのだが。

研究に関しては、修論のテーマを徐々に絞りつつある感じ。雑念を抜けば、物理はやはりべらぼうに面白いし、これに没頭できる時間というのは本当に貴重な時間だと感じる(最近漸く分かった)。

今週末は先生の自宅でのホームパーティーに参加するなど。一同のおみやげを買う係とかに急遽なったせいで胃が痛かった。感想としては(助教の先生の)赤ちゃんが殺人的に可愛かった、ということに尽きる。
それはさておき、内容は大きく前半(庭でBBQ)と後半(屋内)に分けられるのだが、前半は「ゴッドファーザー」の結婚式を彷彿とさせる(といったらオーバーに過ぎるが)非常に素晴らしい雰囲気で、先ほどの赤ちゃんの様子とか、色々以前諦めたものが顕在化していて大変心動かされるものだった。後半は一転、特に自分が大学に入ってからずっと(未だ十分に言語化できてないが)問題にしてきた、あるおぞましいものが象徴的に現れていて(極めて個人的な問題なので、そう受け止めているのは参加者中僕だけだと思うが)、こちらもある意味で大変興味深かった。ぼかす言い方に終始してあれだが、これを解決(納得)できればこれまでの大半の苦い経験も救われると思うのだが。

今日は自転車屋に行って、自転車を新調。いい機会だと思い、これまでのママチャリからクロスバイクとママチャリの合いの子みたいのに変える。走り心地が全然違って快適かつ新鮮だが、たらたら走る感じとは無縁なので走ってる最中に考え事とかは出来ないだろう(かなり危ない)。