2011.10.06-08

6日

(良いことは)特になし。突然の来客の折に例によってまるで気が利かず研究室の人にすごい目で見られたぐらい。

しかし(上の話は完全にこちらがどうしようもなく駄目なせいなのでそれとは全く別の話として)正直研究室の他の人達とは違って自分は今に至るまでまるで研究成果(またはそれに準じるようなもの)を出しておらず、今やってる話にも自信を持てるか微妙な有様、ましてやテーマ決めもまだで、もはや居候よりもひどい状況なのに、のうのうと他の人に混じって毎日のように時間オーダーで茶など飲んでると流石に後ろめたさ以外の何者も感じない、というのが実際の所。ただでさえ頭悪くて他の人よりも時間が必要というに。

夜は図書バイト。初回なので色々教えてもらうが、自分の知らない所で複雑な手数が必要だったのだなあ、とか。とりあえず施錠されている昔の書庫を見せてもらった時がハイライト。古い本の威圧感が半端無かった。やはり物理とかやってないで司書を目指すべきなのか。

7日

午前中は寝坊したが、ノルムが減っておかしいプログラミングのあらを探すなど。

3限 物性物理学2

のこのこ行くと、なんとこの授業外部から来た人向け、ということが発覚。しかもシラバスと話が違ってまさかの原子・分子の話から。完全に量子化学であった。肝心の先生は良くも悪くも予備校の教師っぽくて、この方向の分かりやすく変な人というのは学科に入って以来久しぶりに見たということもあり(うちの学科の物理人は普通、と言うか洗練されてる、みたいなことを売りにしてる所があるので)何だか懐かしい感じ。まあ授業取るかどうかは不明(最初は取る気なかったが、段々それでも取るべきな気もしてきた)。

4限 場の量子論2

学部と共通授業(自分の代は弦理論入門だったので、この授業の中身が違った)で、中身はQED。しかし初回は実Klein-Gordon場の量子化をだらだらやって最後にφ4理論とくりこみ可能性に言及して終了。ひたすら眠かった。

終了後は研究室で今日で東京去るOBの方とお茶飲むなど。また年末に来られるらしいのでその時までにはやってることを話せるようになりたいものだが。

8日

体調が猛烈に悪い上に、午前中は超無為に過ごす。

さすがに反省して、午前中無駄にした時間の埋め合わせすべきかと思ったが、結局久保亮五記念賞シンポジウムへ。迷ったけど今回話された先生は皆猛烈に話し上手で滅茶苦茶分かりやすく、かつ面白かった(H田野先生のは最後のほう式を追わずには分からなかったが)。
K藤先生の話は研究室訪問と院試の面接(これはあまり思い出したくないが)以来で、物理の話まとまって聞くのは初めてだったが、初歩的なところから始めて、かつ構成とかもすごく気を配って作られていて感動した。こういう授業は残念ながら本郷では受けたことが無いので駒場の人が羨ましい。
K林先生の話も夏の学校で聞けなかったので楽しみだったが、時間が立つのが早く感じるほどであった。実験の先生の話でこれほど面白く話される人も残念ながら今まであまり会ったことがなかった(コロキウムに来た京都のM野先生以来とか?)ので感動した。
H田野先生の話もPetroskyの集中講義に出なかったので楽しみだったが如何せん後半は予備知識無しにぱっと式を追うのは自分にはやや厳しかった。ただ話は面白そうで魅力的に感じた。

ともあれ濃厚な3時間だった。来年もこの感じなら是非来たい。講義終了後は体調悪かったので帰宅。

帰宅後はRammmer読む。来週自分が当番だが3章があまりに中身が薄すぎる。何を喋ればいいのか困惑。かといって先にほいさか進めるのは億劫(やりたいことは他にもあるので)。馬鹿丁寧でゼミ向きではない疑惑。