西洋音楽の通史を概観する本。これだけの量にまとめられた上に平易に書かれていて、さぞかし作るのは大変だったのだろうと思うのだが、非常に読者(特に自分のような素養のない人)に優しい作りになっていると思う。
前半の西洋音楽の興りの辺りはとても興味深かったのだが、バロックの辺りがあっさり気味であったのと、最後の現代の章が取ってつけたようなものだったのが若干残念ではあったが、それを差し引いても大づかみには良い本と思う。
- 作者: 岡田暁生
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2005/10
- メディア: 新書
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