前者は正直後付けしすぎな気もするのだけど、単にそうだと言い切ってしまうにはあまりにも上手すぎる。鏡のくだりといい、シーモアの手紙といい。
後者はうって変わって話はあっちゃこっちゃ飛ぶし何とも読みづらいのだが、逆に誰かのことを思い出す、書く、ということの本当のところが現れている感じ。良い。
- 作者: J.D.サリンジャー,J.D. Salinger,野崎孝,井上謙治
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1980/08/27
- メディア: 文庫
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