大工よ、屋根の梁を高く上げよ/シーモア-序章

前者は正直後付けしすぎな気もするのだけど、単にそうだと言い切ってしまうにはあまりにも上手すぎる。鏡のくだりといい、シーモアの手紙といい。

後者はうって変わって話はあっちゃこっちゃ飛ぶし何とも読みづらいのだが、逆に誰かのことを思い出す、書く、ということの本当のところが現れている感じ。良い。

大工よ、屋根の梁を高く上げよ/シーモア-序章 (新潮文庫)

大工よ、屋根の梁を高く上げよ/シーモア-序章 (新潮文庫)