羽生の頭脳1

恥ずかしながら今まで読んだことがなかったのだが、言わずと知れた定跡書の転回点となった(であろう)一冊。
今でこそこのレベルの本は珍しくなくなったし、浅川書房の本とかを始めとしてこの上を行くであろう本とかも見られるわけだけど、やはり10年以上前にこれだけしっかりした本を主要な戦型について出した、というのは驚異的。まあ平気で端の付き合いを安易に入れたりするし、勿論古くなってる部分もあるから結論とかには間違いがあったりするけれど、それはこの本の価値を貶めるものでは全くないといえる。名著。